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7. 補聴器

補聴器は難聴の程度や仕事などの使用状況、生活環境などに応じたものを選択することが大切です。

1)ポケット型補聴器(高度難聴用/重度難聴用)

 本体をポケット等に入れて、コード付きイヤホンで聴くタイプです。聴こえの性能に優れ、本体が大きくて、操作しやすいのですが、コードが仕事や運動の邪魔になることがあります。

2)耳かけ型補聴器(高度難聴用/重度難聴用)

耳たぶに掛けて使用するもので、仕事などのときにも使いやすくなっています。

3)耳あな型補聴器(高度難聴用) 

 本体ごと耳あなに入れる小型のものです。既製のものと、本体と聴力を使用者に合わせて作成するオーダーメイドのものがあります。

4)骨導式補聴器

 耳の後ろの骨にレシーバーを当てて、振動によって直接、内耳に音を伝えるものです。

○ポケット型…ポケット型補聴器と骨導レシーバー付きヘッドバンドを組み合わせたものです。

○眼鏡型…眼鏡のフレームの中にマイクロホンを組み込んでいるものです。

5)FM型重度難聴用耳かけ型補聴器

 FM電波により送信された音声を聴取する補聴器で、話し手は専用の送信用マイクを使う必要があります。会議、講演、聴能教育などで利用します。

〜ひとくちメモ〜

 重度難聴があり、通常の耳栓の使用で「ピーピー」や「キーン」といった音が起こる人や外耳道の変形などで既製の耳栓が合わない人には、採型をして耳あなに合わせて作成するオーダーメイドの耳栓(イヤモールド)が支給されます。

8.視覚障がい用の補装具

1)眼 鏡

矯正眼鏡

 近視、遠視、乱視等の屈折異常による視力障がいを矯正するための眼鏡です。

 視野障がいは対象となりません。

コンタクトレンズ

 強度の屈折異常や角膜円錐などによる視力障がいの矯正に用いられるものです。

 視野障がいは対象となりません。

弱視眼鏡  

 矯正眼鏡などでは矯正ができない弱視に対して、対象物を拡大して見るための用具です。重度の視覚(視力、視野)障がいの人に支給されます。

掛けめがね式

 レンズに拡大レンズを用いた眼鏡です。高倍率(3倍率以上)のものは、職業上や教育上で必要な人に支給されます。

焦点調節式

 拡大率が調節できる単眼鏡です。

遮光眼鏡       

羞明感(眩しさや白んだ感じ)をやわらげ、コントラストを上げて、見え方をよくする眼鏡です。

遮光眼鏡を用いないと羞明感の軽減ができない人に支給されます。

眼科医による装用効果の確認が必要です。

前掛け式

矯正眼鏡のフレームに取り付けて使用します。

眼鏡式

 遮光レンズに矯正の屈折度を入れます。

2)義 眼

 事故や疾病により眼球をなくしたり、眼球の萎縮がある場合に用いられる装飾用の用具です。視覚を補完するものではありません。

既製のものとオーダーメイドのものがあります。

3)盲人安全つえ

 視覚障がいのある人が、障がい物や路面の状況を確認するなど、安全に歩行するために使用するします。
周囲に視覚障がいがあることを知らせることができ、道路交通法では道路通行時に携帯することとされています。白色又は黄色と定められています。

普通用

携帯用

身体支持用